ツバメ1号に会った翌日、千葉駅前でもツバメに会いました。4月10日のことです。
いたのは、去年巣があった辺りで場所取りをしている2羽と、巣にこもって尾羽根を覗かせている1羽です。
日本で見られるツバメたちは、大きく分けるとロシア方面から越冬のために日本へ渡ってくるグループと、日本で繁殖して東南アジアへ渡るグループとに分類されるそうです。…ということは、ここにいるツバメ達も東南アジア帰りかもしれません。
こんなに小さい体ではるばる海を渡って来るなんてすごい。長旅、お疲れさま。
ツバメのことを調べていると、感心させられることがたくさんあります。
例えば、ツバメのつがいは繁殖期だけしか一緒に暮らさないのに、生きているかぎり同じ2羽が添い遂げるそうです。
秋にはそれぞれ自由の旅に出て、春になると、ただ1羽のパートナーに再会するため約束の場所に帰ってくる…なんか、良くないですか?
「この場所は誰にもゆずらないぞ。」
「僕の奥さんまだかなあ…。」
こちらは、巣ごもり中のオス。長い尾羽根がはみ出しています。
巣のふちの、色が濃いところは新しい泥で補修をした跡です。巣づくりや補修は、2羽で協力して行うらしいので、この巣では無事にカップルが再会を果たしたようです。もしかしたら、もう卵を温め始めているのかもしれません。