ツバメ日記(5)団地の仲間たち

 ツバメ団地にまた新しい仲間が帰ってきました。
 こちらのお宅は頑丈なコンクリートに囲まれた、列車高架下の角。ここなら、台風が来てもびくともしません。
090428_コーナーつがい
090428_コーナー燕 「おーい、調子はどうだい。
  もっとワラを持ってこようか?」
  …と言っているかどうかはわかりません
 が、巣に向かってしきりと鳴きかけるオス
 と、それに応えて時々顔を出すメスとのや
 りとりがほほえましくて、ついつい長居を
 してしまいました。
 見たところ、巣の外壁修理は終わっているようなので、今はメスが内装の仕上げをしているところかな。
 他の仲間たちも加わって、ツバメ団地はますますにぎやかになってきました。今日出会った住人達はこちらの4組。
090428_つがい燕A  4月上旬に戻ってきていた最初のつがい。
  ちょうど1羽が食事から帰ってきた。
  2羽とも、出たり入ったり、いそがしく
 飛び回っている。

090428_配管燕  1週間前に仲良く巣を修理していたつがい
 の巣。
  さっき食事から帰ってきた1羽が中にいる。
 巣の右端から尾羽根がはみだしている。
  パートナーはまだ食事に出ているもよう。

090428_ベニヤ燕  最初のつがいと同じ時期に帰ってきていた
 オス。
  巣は、ふちの色が濃い。新しい泥を足した
 ところがまだ湿っている。
  修理をした跡があるということは、こちら
 も無事、再会できたようだ。

090428_ライト燕  1週間ほど前から、この巣跡でもよくツバメ
 を見かける。
  すぐ下にライトがあって、撮影が難しい…。
  つがいが揃っているかどうかは、まだわから
 ない。

    *** ツバメ学(2週目) ***
 ・再会したつがいが、2羽で協力して巣づくりをする。
 ・古巣の修繕なら3~5日ほど、古巣が壊れていて使えないときは
  8~10日かけて新しい巣をつくる。
 ・材料は近くの田畑などから運んできた泥や藁くず。
  それに唾液を混ぜながら、少しずつ壁に塗り重ね、お椀形に整え
  ていく。
 ・最後にメスが、羽毛や新鮮な藁で内装をふかふかに整える。
 ・巣づくりの合間に交尾をする。

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