今年のツバメ日記も最後になりました。 千葉駅界隈でみた中で一番最後に巣立っていったヒナたちの様子を報告して、ツバメ日記2011をしめくくりたいと思います。
このつがいが千葉駅東口に帰ってきたのは、6月下旬のことです。
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千葉駅東口の
看板上の巣に、
ツバメが帰って
きました。
今年気付いたのですが、この辺りで子育てするツバメたち、見た目は同じでみんな仲間のように見えても、渡りの時期はずいぶんと異なるようです。まだ寒さの残る4月に帰って来て春~夏に同じ巣で2回ヒナを育てるツバメもいれば、それとは別に、梅雨が明けた頃に帰って来て1回子育てするだけものもいるようです。
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2週間ほどたちました。
抱卵がはじまりました。
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抱卵を確認
してから
3週間。
親鳥が餌を
運んできました。
ヒナが誕生して
いるようです。
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その1週間後!
たった1週間でこんなに成長するなんてびっくりです。ヒナの数が少ないと餌の割り当てが増えて成長が早まるのかもしれません。それと、春先の子育てよりも餌となる昆虫が多い、というメリットもありそう。これまで見てきた他の巣と比べて、明らかに成長の早いヒナたちでした。
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(撮影:墨の1号)
翌日、
巣の近くで
羽ばたき訓練
が始まって
いました。
上の2羽がヒナ、
棒の中央に止まって
いるのがお父さん
ツバメのようです。
しっかりと羽根を
鍛えて長い旅に
そなえないとね。
この2羽のヒナが巣立って、千葉駅東口のツバメ団地はすっかり静かになりました。また来年、一人前になったツバメたちが揃って帰ってくることを楽しみに、しばしのお別れです…。