最近この小さな赤い花をよく見かけます。
「『あかまんま』って花、知らない? 子どもの頃、茎をしごいて花だけを集めて、おままごとのお赤飯に使ったのよ。」
先日知人が言っていたのは、この花のことだろうか?
答えは「いいえ」。あかまんまとは違う植物でした。
「あかまんま」はピンク色の小さな花が茎の先に稲穂状に密集して咲く「イヌタデ」という植物のことらしいです。
この花の名前は、おそらく「ミズヒキ」ではないかと。
同じタデ科で、上から見ると赤く見え、下から見ると白く見えることから、紅白の水引に見立ててその名がついた・・・など、名前の由来には諸説あるようです。
とにかく、花弁に見えるのが実は「ガク」で、上3枚が赤く、下1枚だけが白いのだそうです。
今度見かけたら、ほんとうに白く見えるのか、ひっくり返してみなくては。