筆柿をご存知ですか?
先日秋の味覚をふと楽しみたくなり、足を運んだ青果店で偶然見つけたのがこの柿。
一目惚れ・・・名前とその形の美しさに惹かれて迷うことなく即購入。
すぐに食べてしまうのは勿体ないような気がして、数日の間お気に入りの皿に盛って観賞。なかなか絵になります。
・・・食べても良い頃合にほどよく色づいてきたので、皮を剥いてカプリ…あっ種!…。
当然ですが、種がありました。全部で8粒。小さな柿の割には沢山あります。
しかし驚いたのは、その種のかたち。
おつまみでお馴染みの、ピーナツと一緒に食するあの「柿の種」(おかき)そのものではありませんか~ソックリ!
「これぞ柿の種!」と一人悦に入って納得。何か大発見をしたような気分で妙に嬉しくなりました。
筆柿は、江戸時代には庭に植えて一般的に栽培されていたそうですが、私は全く知りませんでした。
現在では愛知県額田郡幸田町が特産品として全国シェアの約9割以上を生産しているそうです。
比較的小振りですが、自然な深い甘みがありなかなか美味です。
(皮が薄いので、そのまま食べることもできるそうです。)
秋の味覚の定番に是非加えたい、おすすめの逸品です。