ツバメ日記(3)巣立ち、はじまる

5日前、2羽のヒナがはみだしそうになっていた巣には、もう誰もいません。いつのまにか巣立ってしまったようです。もう少し先かと思っていたけれど……
一方、もうひとつの巣の3兄弟は、こんなに大きくなりました。
13日→ 今日→ツバメ3兄弟3
狭くなった巣の中でおしくらまんじゅうをしたり、
巣のフチに立って羽をバタつかせせたりしています。
ツバメ3兄弟2参考図書によると、ツバメのヒナは、
誕生から17日目を過ぎるころには親鳥と似た姿になり、
巣の中で羽ばたきの練習をはじめるそうです。
このヒナたちがまさにそんな感じ。…ということは
逆算すると、誕生日は6月1日頃でしょうか。

ツバメ3兄弟の親 そんなヒナたちを、傍らで親鳥が見つめています。
 「この子らに、そろそろ巣立ちをさせなくては」
 なんて考えているのかも。

ヒナが充分に成長すると、親鳥はエサを巣まで運ばなくなり、少し離れたところからエサを見せて、空腹なヒナが巣の外へ飛び立つよう誘うのだそうです。ここでも2~3日中に、そういう様子が見られるかもしれません。
この3兄弟の巣立ちも、もうまもなくです……
ツバメ4兄弟もう一つ、楽しみな巣があります。
こちらはツバメ4兄弟。
仲良くみごとに横並び。
さっきの3兄弟より少し小さいです。
そして、親鳥のエサを運ぶ回数が、
明らかに3兄弟の方よりも多いです。
育ち盛りは大変!

巣は、近くにまだいくつもあります。
完成したばかりのもの、メスが卵を温めている最中のもの。
巣ごとに成長のタイミングが違うので、一度にいろいろ観察できておもしろいです。
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参考図書:偕成社 自然の観察事典12『ツバメ観察事典』
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 ↑ 千葉市立中央図書館にあります。(返却済み)
子ども向けですが、写真が豊富でわかりやすく、大変勉強になりました。
おかげで昨年より、ツバメを見る目が肥えています!(多分)

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