毎年、千葉駅周辺にもツバメが子育てにやってきます。
駅の改装工事が進むなかで、周囲の構造物や人の流れ、工事の作業音など様々に環境変化がありましたが、今年もわずかながらいつもの高架下にツバメが巣をかけ、子育ての様子や雛の成長を見守ることができました。
今日は久々のブログ更新を祝して(!?)あるツバメ一家の4ヶ月にわたる子育ての様子をいっきにご紹介します。
4月中旬~下旬:巣作り
今年高架下に新しく設置された配管の上に、きれいなお椀型の巣が完成しました。間もなく、抱卵が始まりました。
5月上旬~中旬:抱卵
5/15は雌が、翌日は雄が卵を暖めていました。
5/23、小さなヒナの姿を発見。
この頃から親鳥たちは忙しく飛び回り、ひっきりなしに食事を運んでは巣の中を覗き込み、せっせと子育てに励んでいました。
5/28、全部のヒナの顔が見えました。
合計5羽。初日にかえったヒナと最後にかえったヒナとではせいぜい5日の差なのですが、成長ぶりがかなり違います。
お母さんツバメ
(左右の羽根先より尾羽が短いのが雌。雄は尾羽の方が長い。)
6/7、生後2~3週間のヒナたち。すでに2羽は巣立ったもよう。
ヒナの特徴:喉がまだ薄いピンク色。羽毛はボサボサ。
くちばしが黄色く目立つので、常に不機嫌そうに見える(への字口)。
6月中旬には巣が空になりました。
そして間もなく、同じ巣で、親鳥が再び抱卵を始め、
7/13、次のヒナが顔を出しました。
2回目に産まれたヒナは合計3羽。
そのヒナたちも8月上旬には無事巣立っていきました。
このつがいは、今年合わせて8羽の子ツバメたちを送り出しました。巣立った子どもたちが、来年元気な親ツバメに成長して戻ってきてくれることを祈ります。
そして今日。あれ??
今シーズン2回の子育てを果たした親ツバメたちですが、まだ巣から離れません。まさか、3回目も頑張るつもりだったりして?!
それとも、他のつがいに巣を取られないよう見張っているのでしょうか・・・?
もうしばらく観察を続けてみます。
何かわかったら、また報告するかもしれません。